日本経済の実績を人口と生産性に分けて考える
日本経済はGDP総額世界第三位の経済大国である。GDPランキングは経済の「絶対量」である。ということは日本経済はやはり世界から見てとても大きな国であるということが言えるだっろう。
しかし本当にそうだろうか。
GDP=人口×生産性 である。仮に人口が多い国があればそれだけでGDPは大きくなるのである。
世界のGDPランキングを見てみると、これはほぼ人口の大きさで決まってしまうのである。なぜなら、先進国同士であれば、生産性に程度の差はあれ、人口の\大きさ以上に差をつけることが困難であるためである。
そう、なんとGDPに最も影響を与えるのは、人口なのである。これは特に先進国に当てはまる。先進国では、教育水準や、技術力も高い。人口が半分であるならば、生産性で二倍にならなければ、GDPは等しくならないのである。
先進国であるならばさすがに、生産性を他国の2倍に引き上げるのは困難であろう。
そしてなぜ、日本が戦後高度成長を経て、GDP世界2位n慣れたのかもこれで説明できるのである。日本の人口は、単純にアメリカに次いで2番目、つまり日本より人口が多かった先進国が、アメリカしかいなかったのである。
欧州の国々は、単一で1億人を超えた国はない。
日本にいるとあまり感じないかもしれないが、世界で見ると人口が多い国なのである。